おはようございま~す!♪ Heute ist wieder Zeit für "Ein Wörtchen jeden Tag"! さて、「今日の一言」はなんでしょうか?

今日の紹介したいドイツ語の表現は、「
Hotel Mama」です。
皆さん、聞いたことありますか?
「Hotel Mama」というのは、就職しているのに、まだ両親と一緒に暮らししてる人に対して使っている表現です。なぜ「ホテル」を使っているのでしょうか?これは、お母さんが洗濯したり料理したりしてくれますので、子供にとってホテルのように便利だからです。
よく「wohnen」の動詞と一緒に使われます。例えば、「Ach, der wohnt immer noch im Hotel Mama?」(日本語で、「えー?彼はまだホテル・ママに住んでいるのかよ?」)みたいな感じで、少し非難や皮肉を込めています。
就職しているのに自立できない若者の問題は、日本語なら、「パラサイト・シングル」という表現がありますよね。基本的に同じ事を意味しています。ところが、視点だけはちょっと違います。
日本語の「パラサイト・シングル」なら、両親と一緒に住んでいる子供の方が悪いということが強く伝わりますよね(「パラサイト」として暮らししていることなので)。ですが、ドイツ語の方はお母さんが子供に甘いところを注目しています。お母さんが色々なことをやってくれますので、もちろん両親の家から出たくないという感じになります。ドイツでも、なかなか自立できない子供の方が悪いと思われていますが、「Hotel Mama」の表現には子供より両親(というよりお母さん)が注目されています。
面白いことに、「Hotel Mama」という問題はドイツなら大体男性に関する問題だと言われています。そして、最近どんどん注目されていますので、色々な相談の本やテレビ番組が作られています。これらの目的は: Schluss mit Hotel Mama!(「ホテル・ママを閉めよう!」)です。
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