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(財)日独協会 事務局Blog





ドイツ語講師インタビュー Michael Pitzschel先生 :: 2018/12/12(Wed)

Hr.Pitzschel

出身地
ノルトラインウェストハーフェン州のWildenです。自然が豊かなところで、キツネやウサギなどの動物がいる森で遊ぶのが大好きでした。カナダにも住んでいたことがあります。バンクーバーで観光学を学んで、Four Seasonsホテルなどで働いたり、観光ガイドをしました。カナダにいるときに、ドイツのハーゲン大学の通信課程で心理学と教育学を学びはじめ、学士論文はシュタイナー、修士論文はモンテッソーリについて書きました。
ドイツ語を教えるようになってから17年くらいになります。ゲーテ・インスティトゥートはじめ、いろいろな学校で教えてきました。

休日の過ごし方
やっぱり自然が好きなので長野や群馬で山歩きをすることが多いです。温泉も大好きで、家族と草津に良く行きます。ドイツ人のベルツ博士のおかげで草津はヨーロッパでも知られるようになりましたね。ノルディックスキーやスノーシューイングもしますし、愛犬の散歩も毎日かかしません。

語学の学習で重要だと思うこと
一番大事なのはモチベーションだと思います。モチベーションを保つこと。
話す相手がいることも大事です。私は妻とはカナダで出会ったので英語で話していますが、妻の家族と話すためには日本語が必要です。日本語を話すときは少し静かになりますよ。
ドイツ語のおもしろいところ:文法でしょうね。der, die, dasは覚えるのは難しいですが、授業でクイズにしたりして、楽しんで覚えてもらっています。4格変化も面白いですよね!

好きな言葉
「Tohu wa bohu」。これはもともとヘブライ語なんです。旧約聖書の創世記の最初、「はじめに神は天と地を創造された。地は形なく、むなしく、…」とはじまりますが、この「形なく、むなしく」の部分です。ルターはここを「wüst und leer」と訳し、その後のドイツ語翻訳では「chaotisch(混沌とした)」というように少しネガティブにとられることも多くなったのですが、私の中では「静寂」で「無」のイメージです。

ドイツから日本に紹介したいこと
”Deutsches Ausbildungssystem“です。ドイツの教育制度ですね。デュアルシステムという、学業教育と職業教育を同時に受けられるシステムがあるのはとっても良いと思います。日本は大学信仰が強いのですが、学業以外にもキャリアを積むことのできる道が示されるとよいのではないかと思います。

ドイツ語学習者に一言!
“Der Weg ist das Ziel.” 歩き始めなければどこにも着きません。(学ぶ)過程での発見を楽しみましょう!
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  1. ドイツ語講師