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(財)日独協会 事務局Blog





ドイツ語講師インタビュー 加藤 卓先生 :: 2018/12/05(Wed)

加藤先生

担当クラス
ドイツ語特許翻訳講座

出身地
三重県四日市です。大学は早稲田の理工応用物理学部に進学しました。上京したとき東海道線から国会議事堂が見えました。本でしか知らない建物をはじめて実際に見て、びっくりして眠れませんでした。
ドイツ語は大学の第二外国語で学んだのですが、大手メーカーに就職すると、英語やドイツ語の特許明細書を読む担当になり、そのうちドイツ語の文書はいつも自分にまわってくるようになりました。たくさんの明細書を読み、何が書かれているかを把握して報告しなくてはなりませんでしたので、この時期に読解力が鍛えられたと思います。仕事をしながら学び続け弁理士試験にも合格することができました。(編注:当時は合格率2%の難関だったそうです。)

ドイツでの就職とカルチャーギャップ
20代の後半にドイツで働いてみたい、と思いミュンヘンのSiemens社に直接応募。運よく1年契約で採用され、1974年に渡独しました。職場ではドイツの特許庁へ提出する書類、意見書なども作成しました。よく使われる言い回し、表現は過去の書類を真似しながら現場で覚えていきました。
ドイツでは残業がほとんどなく、ドイツ人の同僚は、午後3時から4時なると帰宅し、金曜日の勤務も昼までで、家族で過ごす時間がたくさんあるのが驚きでした。また、同僚の歓送迎会や誕生会は勤務時間内に行われ、それぞれの個室に同僚たちが招待され、乱れ騒いでいて衝撃を受けました。
帰国後は独立し、ボッシュ、アグファなどの特許出願代理から、翻訳、クライアントとのコレポンまで全てに関わってきました。

プライベート
山登りが好きで、2つの登山クラブに入っています。奥多摩、秩父、高尾山などに良くいきます。また、『古事記』を読む読書会にも参加していますが、7世紀によくもまあ、このような深い味わいの文章が書けたものだと驚くことばかりです。外の言語を学んではじめてわかる日本語の素晴らしさがあります。

語学学習で大事だと思うこと
まねをすること!話すのも書くのも、ネイティブのまねをする。多読などで量に触れることも必要です。読解力を伸ばせば、書く力や話す力につながります。

ドイツ語特許翻訳講座で学ぶこと
それぞれの言語のもつ違いを知り理解して結びつけるためのスキルを身に着けていきましょう。翻訳は達成感のあるおもしろい作業です!ドイツ語で翻訳できる人はまだまだ少ないので、今後様々な点で有利になるかと思います。

ドイツ語学習者に一言
「特許」だけではなくて、古典や文学作品を読み、他のたくさんの世界を見ることで特許もわかるようになる、英語をやることでドイツ語も上達する、スランプになったら他の世界を見て、帰ってくると限界を突き破ることができる、と信じています。狭い世界に閉じ籠らないようにしましょう。
いろいろな言語を学び、いろいろな文化、メンタリティを学ぶことは人生を豊かにします。

  1. ドイツ語講師

ドイツ語講師インタビュー Nadine Kaczmarek先生 :: 2018/10/19(Fri)

Frau Kaczmarek


出身地
出身はNordrhein-Westfalen州のLöhneという中規模の街で、Bielefeldの近くです。「世界のキッチン工場 (Die Weltstadt der Küche)」と謳われ、Nolte、SieMaticといった有名キッチンメーカーがあります。最近ドイツから来た友達が、Löhneで製造されたチョコレートを持ってきてくれて、チョコも作られていることを知りました。これがおいしいんですよ!(事務局でもいただきましたが非常においしかったです)
子どものころは、外で近所の友だちと遊ぶのが好きでした。今のようにネットやゲームで遊ぶ子はあまりいませんでした。

ドイツ語教師になったきっかけ
大学時代に、ポーランドで行われた、ドイツ語学習者のための「語学キャンプ」でボランティアをしました。先生としてではありませんが、学習者の会話パートナーをしたり、学習のお手伝いをしました。そこで言葉を教えることに興味を持ちました。のちに交換留学で日本に来て、東京のゲーテ・インスティトゥートで研修をしながらドイツ語教育の現場を間近に見て、自分も教師養成講座を受講することにしました。

ドイツ語について
ドイツ語で素晴らしいと感じるのは、物事をより正確に、厳密に、詳しく表すことができる一方、詩的で、抽象的な表現も豊かだということです。
また、ドイツ語は文法のしっかりした規則の多い言語ですが、だからといって一つのことを表すのに、一つの正解しかないわけではありません。表現の可能性は幅広いのです。学習者の中には、一つの正解を知ってそれを覚えよう、という方もいますが、たくさんの可能性を使えるよう柔軟に考える必要がありますね。

プライベート・好きな食べ物
大型バイクに乗って伊豆や下田まで行くのが好きです!伊豆スカイラインを走るのは本当に気持ち良いですね。好物は、もう亡くなってしまいましたが、祖母の手料理です。じゃがいもやお肉を使ったドイツ料理が多かったですが、どの料理もとびきり美味しかったです。

ドイツから日本に紹介したいもの、またその逆に日本からドイツに紹介したいもの
ドイツの人々の「ワークライフバランス」の考え方はぜひ日本にも取り入れられるとよいですね。ドイツではプライベートの時間、家族との時間が重要視されています。それとば逆に、日本の、礼儀正しく、相手を配慮した応対はドイツにも、もう少しあってもよいかもしれません。サービスについては、日本のサービスは良いのですが、マニュアル的で「人対人」での対話ではないように感じることが多いです。ドイツのサービスはその点ではもう少し人間的に感じます。

語学学習で重要だと思うこと
Spaß haben!(楽しむこと) Gemeinsam lernen!(共に学ぶこと)Keine Angst vor Fehlern!(間違いを恐れないこと!)

ドイツ語学習者に一言
Kommen Sie und lassen Sie uns zusammen Deustch lernen!(一緒にドイツ語を学びましょう!)
  1. ドイツ語講師

ドイツ語講師インタビュー Makoto Takase先生 :: 2018/10/12(Fri)

Herr Takase
ドイツ語との出会い
子供のころからクラシック音楽が好きで、お小遣いでレコードを買っていました。中学生になって手に入れたのがベートーベンの第9のレコード。この曲の合唱部分を原語で理解したいと思い、中学2年生の4月からNHKラジオ講座を聞き始めたんですが、1か月で挫折してしまいました。1年後に再挑戦したのですが、今度は受験勉強に本腰を入れる時期になり、続けられず。。高校生になってから、晴れて再チャレンジし、やっと1年間ラジオ講座を聴き続けることができました。

ドイツ語の道を邁進
高校2年生の時に、他の人にできなくて自分にできることがドイツ語だと気づいて、「将来はドイツ語で飯が食えるようになりたい」と思うようになりました。大学もドイツ語で受験することにして予備校に通ったのですが、予備校のクラスにはドイツ語好きが集まっていて、刺激を受けました。その時教わった横溝節男先生からは、文法のとらえ方を学びました。自分がもっとも影響を受けた人物の一人です。教授陣の良さから学習院大学独文科に進みました。

教師として
高校と大学のドイツ語教員資格を持っています。大学時代に、教育実習で学習院高等科の生徒の前で初めて授業を行いましたが、緊張しすぎて、、、黒板とだけ会話していたのを覚えています。経験を積むうちにいつの間にか緊張しなくなりました。今は高校と大学、そして日独協会で教えています。日独協会の生徒さんは社会人の方が多く、ご自身で「ドイツ語をやろう」と決めて通われているのでモチベーションがとても高い。ここで教えるのは僕自身にとっても、大変良い経験になっています。

語学の学習で大事なこと
細々とでもよいのでコツコツ続けること。
また、原書を読む際には精読も大事ですが、辞書なしで最後まで読み切ってみることも大事です。僕も様々な文章を読みました。長い「ファウスト」のような作品は、裏技ですが、演劇(G. Gründgens版)の録音を聞きながらテキストを目で追っていくというやり方で読破しました。

ドイツ語の面白いところ
文法構造です。全部とは言いませんが、ほとんどのことは理屈で説明がつきます。

趣味とリラックスタイム
音楽、オペラ、バレエについては、一晩中でも語れます。自分ではリコーダーを演奏します。最近は都合がつかず通えていないのですが、プロの演奏家に個人レッスンを受けています。先生の指示通り音を出しているつもりでも、後から録音を聞くと先生の音と全く違う。よく「出した音に責任を持ちなさい」と言われるのですが、音は瞬間瞬間で消えていくからこそ、本当に大事なことだと感じます。
リラックスタイムは、コーヒーをいれる時です。月に最低2回は石神井にあるお気に入りのコーヒー専門店で豆を買い、自宅で挽いてドリップ式でいれて、ブラックで飲んでいます。

ドイツから日本に紹介したいこと
ドイツでは日常生活の隣に芸術がさりげなくあるので、肩肘はらずに自由に芸術を楽しめるところでしょうか。接しようとすれば気軽に芸術に触れることができる、という感じがとっても良いと思いますね。

ドイツ語学習者に一言
私の恩師の言葉を紹介します。「言葉の学習は漢方と同様。即効性はなくとも、続けていればジワジワと効いてきます。」
気軽に、頑張りましょう!
  1. ドイツ語講師

ドイツ語講師インタビュー Kyoko Nagaoka先生 :: 2018/10/11(Thu)

Frau Nagaoka

音楽の道へ
東京出身で、小さいころからピアノを習っていましたが、最初は親にやらされている感じでした。小学校6年生頃に、テレビでポーランド人ピアニスト、クリスティアン・ツィマーマン氏の演奏を聴いた時、「音楽は一生懸命やるのに値する素晴らしいものなのかもしれない」と一気に開眼、音楽をやるのに余計な説明がいらなくなったように感じました。ツィマーマンさんとお話ししてみたい、という夢から、英語が好きになり、ラジオ講座でフランス語も学んでいました。

ドイツ語との出会い
音楽大学でドイツ語を学び、週に一回オーストリア人の個人授業も受けていました。在学中に参加したザルツブルクでの音楽夏期講習が強烈に楽しく、卒業後、ドイツ語が通じること、何より学費がかからないこと、そして師事していた先生の推薦などもあり、カールスルーエに留学しました。最初、私のドイツ語はかなりオーストリア訛りでした(笑)。

留学時代
ドイツの学生には生活上さまざまな割引があり、生活費も東京よりずっと安く、節約生活も工夫次第で楽しいものでした。新築の家に引っ越した時にはキッチンや電灯の取り付けや配線も自分でしましたが、取り扱い説明書でいろいろなドイツ語表現に出会うのも楽しいものでした。
洗濯機に熱湯の設定があり、冷水を使うドイツ人はほとんどいないこと、少し年配のドイツ人の主婦の方が靴下にまでアイロンをかけていたことなど、びっくりすることもたくさんありました。

ドイツ語を教えるようになって
帰国後、しばらくしてゲーテ・インスティトゥートのドイツ語教員養成コースを受講することになり、ドイツに帰国するクラスメートの仕事を引き継いだりしているうちに、教える仕事も増えていきました。
言葉を学ぶのに重要なのは、心をオープンにして、「わからない」とか「できない」という思い込みを捨てること、異質なものに出会っても拒絶反応しないこと、でしょうか。言葉を教えているのに矛盾しているかもしれませんが、「言葉がわからないから、理解できっこない」と決めつけて、コミュニケーションを諦めてしまうのは本当にもったいない。

ドイツ語のおもしろいところ
動詞の前に主語以外の言葉が来てもよい事や、副文中で動詞が後置される時などに、実は日本語と似たような語順になっているのが面白いです。

趣味・好きな食べ物
音楽愛好会で、コントラバス、ヴィオラ、ヴァイオリンを弾いています。また言語を学ぶのが好きで、韓国語やスペイン語も勉強したことがあります。言葉にその国の文化が透けて見えるのがおもしろいですね。
好物は何といっても寿司!二番目に好きなのはチーズ。いつか、スイスの山にこもってチーズ作りを習ってみたいです!

ドイツで好きなこと
ドイツパンが噛めば噛むほど味わい深いように、ドイツの芸術も製品も、知れば知るほど、掘り下げれば掘り下げるほど味わいがあるところが好きです。音楽でも楽譜を研究してみると、聴いていただけではわからない深みを感じますし、ドイツ車のハンドルは結構重いのですが、その分、車もしっかり応えてくれる、そういう良い重さが好きです。

ドイツ語学習者に一言!
Viel Spaß! 言葉が話せるようになることは楽しいこと。とにかく楽しむのが一番です!
  1. ドイツ語講師

ドイツ語講師インタビュー Susanne Kobayashi先生 :: 2018/10/10(Wed)

Frau Kobayashi

出身地
ノルトラインウェストファーレン州、ルール地方のシュプロックヘーフェルという街出身です。ウッパタールの近くです。23才くらいまでそこに住んでいました。地元のRuhrakademie(ルールアカデミー /芸術学校)で、Kommunikationsdesign(グラフィックデザインなど)を学びました。
ドイツ語を教えはじめたきっかけ:2012年に日本に来てからしばらくは、フリーランスでグラフィックデザインの仕事をしていましたが、家で一人仕事するより、人と関わる仕事をしようと考えて、ドイツ語を教えるようになりました。今まで語学学校や日独協会で教えています。

休日の過ごし方
散歩が好きです。東京にはいろいろな雰囲気の場所があります。地図を持たずに歩くといろいろな発見があります。鎌倉で海の近くを歩くのも良いですし、外国ではロンドンを歩くのが好きです。

好きな食べ物
Kartoffeln mit Quarkといって、ゆでたジャガイモにクワルクソースをかけたものです。でも日本だとクワルクが手に入りにくいですから、ドイツに帰った時にしか食べられません。
日本食では天ぷら!具材はなんでも。。揚げてあれば。

語学の学習で重要だと思うこと
Viel Sprechen! 外国に行ったら必ずまず話さなくてはいけません。間違っても良いのでどんどんしゃべることが大事です。私の授業では必ず最初に皆さんに先週あったことを話してもらいます。私も話します。皆が話すことによって、同じ立場に立てるように思いますし、間違えることを恐れるより、伝えることに気持ちが向くようになると思います。

ドイツ語のおもしろいところ
Kompositumですね。言葉と言葉がつながってどんどん長い複合語が作れるのが面白いです。
Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaftとか。
(ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合)

日本語学習
ボランティアによる日本語講座に通ってます。また語学交換(タンデム)もやっていて、パートナーと一緒に公園に行ったり映画や展覧会を観たり、いろいろなことを話して一緒に楽しく学んでいます。

日独協会の印象
日独協会は、アットホームであたたかい雰囲気があります。一人ひとりの生徒に、気を配っている感じがありますね。

日独の違いから思うこと
日本で感じるのは、すごく守られている感じがあること。例えば、工事現場では、通行人に注意を促すための声掛けをする係りの人がいますが、ドイツでは工事現場は囲いがしてあるだけです。ドイツでは電車の扉も自分で開閉します。もちろんいろいろな事情があると思うのですが、日本の、たまに「守られすぎている」と感じるほど配慮がある部分と、自己責任で行われる部分の多いドイツのちょうど真ん中くらいになるとよいのかな、と思います。

ドイツ語学習者に一言!
Alles Schritt für Schritt! なんでも一歩一歩! そしてDer erste Schritt ist immer schwer! 最初の一歩がいつも一番大変です。踏み出しましょう! 続きを読む
  1. ドイツ語講師
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